病院の患者説明室

病棟や手術室の前に設置されており、ここで医師から患者さんと家族に病状や治療方針の説明が行われます。看護師による入退院の説明にも用いられます。室内には説明用のホワイトボード、データや画像を提示するための診療端末が置かれています。

患者さんとその家族、主治医と研修医、そして看護師が説明に参加すると、10人近くが同席することになり、非常に込み合いますが、病状を正しく理解して治療に参加するためには、主治医から直接説明を聞くことがきわめて重要です。

手術しに併設された患者説明室では、手術で切除した臓器を執刀医が直接患者さんの家族に見せて、何をどのように切除したのか、手術の内容を説明することがあります。これは執刀医の責任として重要な行為であり、患者さんの家族に病状を直感的に理解してもらうためにも効果的なのです。